ホットな高尾山情報


ホットな高尾山情報(48) ~梅雨明け後の高尾山~  

                                                                                        【2024年7月22日 清水 好博】

 

梅雨が明けました、いよいよ夏本番です。

①高尾山口駅前のベンチ 全てケヤキ材で100~200年はもちそうだ

②リュウキュウマメガキ

③マツグミ       花が咲き出しました

④ヤブジラミ      普段は雑草扱いだがここ数年見ていなかったので何か新鮮な気がする

⑤ウワミズザクラ    ご存知クマの大好物  最近は高尾山周辺でも目撃情報があり心配だ

⑥ケンポナシ      分布は広いが点在して生えていることが多い  そのような生存戦略なのだろう

⑦フジキ        葉の縁が波打ち小葉は互生すると解説書にあるが、それがよく分かる

⑧オオツヅラフジ    小さい花でもたくさん集まるとそれなりに洒落て見えますね

⑨ニガクサ       道端に群生していました

⑩カラスアゲハの吸水  こう暑くては昆虫だって熱中症にかかる 幸にも各所で水が染み出ていて今夏は水不足の心配はなさそうだ

⑪ヒメヤブラン     昼食の休憩場所の小さな草原に一面に点在していました


ホットな高尾山情報(47) (6月末編)                ~夏の花が咲き出しています~  

                                                                                    【2024年6月29日の情報、高尾山GC作戦幹事】

  

 6月末になると夏の花が咲き出します。

    稲荷山コースを上ると青い(緑色の)実が色々あります。葉っぱの真ん中に実をつけたハナイカダ、ティーの上のゴルフボールのミニ版の格好をしたクロモジ、未熟のブドウのようなキブシ、まばらな実のウワミズザクラ、秋になると奇麗な瑠璃色になる瑠璃実の牛殺し〔サワフタギ〕の実、細長いピーマンのようなキジョランの実などあります。

   もみじ台ではオカトラノオが首を傾げるように咲いています。萩の花が早くも咲き出しました。

高尾山頂近くのヤマユリはまだ蕾です。今頃クマノミズキが満開です。

   薬王院ではキキョウが咲き出し、ボダイジュの花が咲き残っています。レンゲショウマはまだ球形の蕾です。

   1号路ではホタルブクロが咲き、ヤブレガサが花をつけ、アオスズラン、ツチアケビがひょっこりと顔を出しました。オオバジャノヒゲも花をつけ、イワタバコには小さな花茎が丸くなっています。

 霞台園地の石垣では、花が咲く様々な段階のオオバギボウシがあり、蕾から咲き始め、花盛り、花終い、結実まで時間を追って花の変化が観察できました。1ヶ月以上時期が異なる段階の花が並んでいるとは、花にとっても今年の目まぐるしい天候の変化に戸惑っているのでしょう。

            


ホットな高尾山情報(46) (5月末編)       ~色々な蘭が咲いています~

                                        【2024年5月25日の情報、高尾山GC作戦幹事】

 5月下旬になると色々な蘭が花をつけ目を楽しませてくれます。

   小仏バス停から歩き出すと民家の庭木に着生したセッコクが目に入りました。小仏峠に上るとエビネとサイハイランが咲いています。サイハイランは上から見ると地味な色合いですが、下から覗くと紫色やピンク色が鮮やかです。山頂近くではトンボソウが花をつけ、クモキリソウが花茎を伸ばし始めています。1号路ではヨウラクランが小さな花を咲かせ、ムヨウランが花茎を伸ばし始めました。昨年あったエゾスズランやツチアケビは見つかりません。最後はケーブルカー高尾山驛構内でピンク色のセッコクを間近で楽しみました。

  ♫~うの花の匂う垣根にホトトギス早も来鳴きて~♪の歌の通り、空ではホトトギスが鳴き、道脇では色々なウツギが花をつけています。マルバウツギ、ハコネウツギ、ニシキウツギ、ガクウツギが咲いています。ウリノキが花弁を巻き上げて黄色い雄蕊がむき出しになった花をつけ、スイカズラが金色と銀色の花を咲かせています。イナモリソウやイチヤクソウも咲き出しています。

清滝の池の周りの茂みにはモリアオガエルの卵塊がありました。


ホットな高尾山情報(45) (4月末編)       ~草も木も花盛りです~

                                        【2024年4月27日の情報、高尾山GC作戦幹事】

 4月の末になると草花だけでなく色々な樹木も花を咲かせて存在感を示します。

 6号路入口ではオニグルミが雄花を垂らし雌花の赤い花柱が目を引きます。琵琶滝への道脇にスギの枯れ枝に着生したカヤランが花をつけていました。常緑樹のシロダモの若葉が銀色の産毛に覆われています。

 5号路ではコバノガマズミの花が満開で良い香りがします。ウワミズザクラがここにもありますと観察しやすい高さで花を咲かせていました。カエデの葉っぱと全く違うチドリノキにカエデと同じ花をつけています。白色の花を咲かせるマルバスミレが咲き残り、遅咲きのニョイスミレも咲いています。

 山頂近くでは優雅な名を付けられたジュウニヒトエがあちこちで咲いています。赤い葉脈が目立つツクバキンモンソウが咲き始めました。エビネの蕾が膨らみ、オオバウマノスズクサが楽器のような形をした花をつけています。

 1号路では澄んだ青空の色のフデリンドウが咲いていました。初めて見ました。

 高尾山口駅前の「高尾山ふもと公園」が新たにオープンし、脇を流れる案内川からカジカガエルの涼しげな声が聞こえます。